「『物理学の世紀』フェア」@駒場書籍部

岡本拓司先生が「『物理学の世紀』フェア」@駒場書籍部。によせた、「『20世紀物理学史』刊行にあたって」という小文がすさまじい。スケールが大きすぎる。以下概略: 20世紀初頭の相対論・量子論による科学の変容を「保守的な革命」と岡本は位置づける。そ…

指導教員の先生と面談・副指導教員の先生のゼミ

先日、指導教員の先生に一時間ほど面談していただきました。まだまだ記述が荒いけど、全体の構成はこれでいいのでどんどん書いていって下さいとのことでした。その次の日に副指導教員の先生の、生徒・先生が進捗報告をするゼミがありました。僕も発表しまし…

資料のメモの取り方

線を引きながらいっぺん読む→読み終わる→メモをとる というのが普通だと思うんですが、しばらくしてから資料を読み返してメモを見ると、びっくりするぐらい情報が抜けていることに気づきます。 結局、 線を引きながらいっぺん読む→読み終わる→もっぺん線を引…

こつこついこう

こつこつ資料を読んでいます。今日は啓林館という出版社による、算数指導書というのを精読していました。精読はとても疲れます。ですので合間に筋トレや散歩をはさみました。筋トレや散歩のあいだに資料読んでたのかもしれませんね、ふふふ。

BMS(Biological Sciences and Medicine Studies Seminar)での発表

研究室の、Biological Sciences and Medicine Studies Seminar=生命論・医学論ゼミで一時間ほどで卒論の序論を検討していただくことになりました。他の友人2人の院試面接対策がおわってからで、彼ら彼女らの鋭さに刺激を受けたこともあり、気が引き締まり…

論述へのご指導

今日は哲学の K さんに草稿を読んでいただきました。「スプートニク・ショック云々でこうなったとあるが、それは科学史業界では自明なのか」、「ここで X を A 及び Bと比較するとある。その構図はとても綺麗だから、A と B の素性をもっと詳しくそこで語る…

ドラフトを先輩に読んでいいただきました。

何も見ずにドラフトを書く局面は終わりを終えました。序論はそこそこ書けたけど、結論はダッメダメ。うーん。今後の課題ですね。先輩のFさん(明治期医療の社会史の若手ホープ。特に、研究会・勉強会の企画能力が抜群です。とてもマメな方でいつも見習いたい…

ドラフトは続くよ

今日もほとんど何も見ず、ドラフトを書き進めていました。意外と何も見ないでも書けるものだなあ、と思います。明日には一万字を超える(卒論目安は2万5千字から4万字)でしょうし、何も見ないで書けるのは明日ぐらいまでだと思います。その次の日ぐらい…

中間発表

ドラフトそのものは、さすがに人に見せられる段階ではないので、1週間前の卒論中間発表(題目発表会)で作ったレジュメを載せておきます。書誌情報が形式そろってないとか、ダメダメなところはありますが・・・卒論タイトル案 小学校算数科の現代化の分析―…

あらぁい、ドラフトを書く。

昨日は序論・結論を中心に、荒いドラフトを書いていました。https://twitter.com/kunisakamoto/status/480627420408872960 という研究室の先輩のアドバイスを参考に、殆ど資料が見られない環境で書いてみることにしました。それは「電車の中」です。青春18切…

スキャンとタイトル付け

今日は役所で用事があったりして、そこまで研究の時間がとれませんでした。ですが、駒場図書館に、他の図書館からの複写を頼んでいた資料(駒場以外のキャンパスの図書館からは、東大外も含め、有料で資料のコピーを取り寄せることが可能なのです)が届きま…

スキャンとタイトル付け

今日は役所で用事があったりして、そこまで研究の時間がとれませんでした。ですが、駒場図書館に、他の図書館からの複写を頼んでいた資料(駒場以外のキャンパスの図書館からは、東大外も含め、有料で資料のコピーを取り寄せることが可能なのです)が届きま…

カール・ポパー(1974)(森博訳)「バケツとサーチライト−−二つの知識理論」『客観的知識』木鐸社

カール・ポパー「バケツとサーチライト」の簡単な紹介です。科学史に基づいた説明もありますが、やや合理的再構成のようになっているので、大幅に省略します。まず、著者は科学のバケツ理論というものを導入します。それは「出発点は、世界について何事かを…

本田(2009) 数数学教育現代化について

本田伊克(2009)「1950,60年代の民間教育研究運動の成果と課題に関する学校知識論的考察―数学教育協議会の事例に即して―」一橋大学博士論文。から、卒論に必要な箇所を要約しました。\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\「現代化」指導要領改訂の動きは、1965年6月14日、文…

文部省に行政文書開示請求をしてきました。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。60年代に起きた数学教育の現代化運動についての卒論を書いています。その一環として、68年度の指導要領改訂のための審議会の議事録を文部科学省に請求し、閲覧が許可され、閲覧及び写真撮影(…

「『曖昧で人工的』:歴史的に捉えにくい純粋/応用科学の区別」 Graeme Gooday, "'Vague and Artificial': The Historically Elusive Distinction between Pure and Applied Science,"

「『曖昧で人工的』:歴史的に捉えにくい純粋/応用科学の区別」 Graeme Gooday, "'Vague and Artificial': The Historically Elusive Distinction between Pure and Applied Science," 546–554. http://www.jstor.org/stable/10.1086/667978研究会用に、Isis…

上昌広、「医療崩壊の原因」の要約

上昌広、「医療崩壊の原因」『日本の医療 崩壊を招いた構造と再生への提言』(2012年、蕗書房)の要約及び思いついた提案です。当論文では日本の医療崩壊の現状を整理し、それが加速するであろうことを予言しています。また、それへの対抗策を提唱しています…

数学教育現代化「革命」の失敗

明日の三限にH野先生の「科学史概論II」の授業があります.二年前はO本先生が担当で,私は基礎論論争についてレポートというかエッセイを書いて単位をもらいました.すでに単位を取っているということは受講しても単位はもらえないことを意味しますが,内容…

さっきの文章の欠点

書いた直後に気付きましたが「たとえば」があるのに総括がないです。よくないですね。「・・・風に答えるのではないでしょうか?それは現代的には誤りです・・・」の?の後にでも「ヨーロッパではルネサンスはこうこう考えられていて云々。そういう認識があ…

伊東『近代科学の源流』

久しぶりに読み返しました。「これぐらいは知っていますよね、でもですね、実はこの人は・・・」といった、「にこやかに恐ろしいことを言う」スタイルの啓蒙書です。んー、でも昔の大学生は高校の時にいろいろ詰め込まれていたからこの本で前提とされている…

『緊急被ばく医療テキスト』

記念すべき一冊目は医学書です。ひみつのおしごと関連で入手しました。推薦のことば、という項目に、「この本は、啓蒙書にありがちな贅肉をそぎ落とし、真実をきわめて明確にそして簡潔に、迫真的な勢いで書かれている」とあります。私もその意見に同意しま…

とりあえずはじまりはじまりー

http://d.hatena.ne.jp/neo_master/ 先輩の柴田さんの研究 blog です。有賀さんの blog に代表されるような、「研究室を取り巻くコミュニティー」では既に有名となっている、大学院生による研究 blog はいくつかあります。おそらくそのラインに柴田 blog は…