論述へのご指導

今日は哲学の K さんに草稿を読んでいただきました。「スプートニク・ショック云々でこうなったとあるが、それは科学史業界では自明なのか」、「ここで X を A 及び Bと比較するとある。その構図はとても綺麗だから、A と B の素性をもっと詳しくそこで語るべきではないか」、「前の箇所で当論文は X を行うと書いてあるのに、ぜんぜん違う Y を後で行っている、それでいいのか」などとさすがの鋭いご指摘でした。

ちなみに順に回答すると、1つ目は、1ステップ置けば十分説明したことになるが、そのステップが抜けていれば科学史家でも分からない;2つ目はその通り、最初はもっと詳しく書いていたのが、A と B の初出がもっと前になったので、そこに詳しい記述を移してしまった;3つ目もその通り、最初に「 X と Y を行う」と書き換えよう。

といったところです。皆さまのおかげもあって、かたつむりの歩みのようですが、着実に進んでおります。