スキャンとタイトル付け

今日は役所で用事があったりして、そこまで研究の時間がとれませんでした。ですが、駒場図書館に、他の図書館からの複写を頼んでいた資料(駒場以外のキャンパスの図書館からは、東大外も含め、有料で資料のコピーを取り寄せることが可能なのです)が届きました。そしてそれをスキャンし、OCR光学文字認識と呼ばれるものです。文字が pdf に書かれているとき、それそのままでは検索機能を用いることやや強調ラインを引くことなど出来ません。それらをできるようにしてくる、というぐらいでいいでしょう。)をかけました。ここでスキャンする、というのは三つの重要性があります。


一つは紙媒体の資料は散逸しやすく、電子媒体にすると、きちんとバックアップを取りさえすれば基本的に行方不明になることはありません。二つ目は、検索ができるようになるということです。通常のワード文書やテキストファイルをやるようにはうまく行きませんが、しばしばキーワードを見つけ出すのを容易にしてくれます。三つ目は、ipad(等のタブレット)で資料を見るのは、特に古く文字が小さい資料を見るときは、非常に効率がいい、というのが挙げられます。拡大がほぼストレスなしにできる。これは非常に重要です。些細なことかもしれませんが、パソコン上のビューアーででちょうどいいサイズにするのは、ストレスがかかるものです。そして ipad の画面は大変見やすい。ipad を使うことはテクストへの集中力を高めます。

しかし、私には一つ重要な作業が残っています。それは「ファイルへのタイトル付け」というものです。これは結構大変です。さらに言ってしまえば、僕もいまいちイイやり方がわかっていません。僕の今やっているやり方をご提示します。間違いなくもっと良いやり方はあるでしょうから、皆様よろしければこの記事のコメント欄に書き混んでいただければ幸いです。

まず一番目に筆者、次のその論文・本が書かれた年、次にその論文のタイトルを書きます、以上。ってこれが以外と大変。単純に入力がかったるいというのはありますがそれだけではありません。普段図書館でコピーするときは、雑誌の表紙・本の奥付をコピーして書誌情報を記録するのですが、複写依頼をしたときは、無理(と思いましたけど、表紙もコピーお願いっすと申請すればいけるか)。だからGoogle Scholar やら CiNii を用いたり、目次だけを別にコピーしたりしてそれを見ないといけません。単純作業ですが、意外と面倒なものです。

さらにこれでは不十分と思われるフシが。とゆーのも、論文の書誌情報を書くときには、著者、発行年、タイトルだけでなく、論文の掲載誌名、巻号を(書籍の場合は出版社も。洋書では発行地も)書くのですが、先ほどのタイトルの書き方ではそれが載らない。じゃあ全部載せればいいのか。それでも不都合はおこりうります。僕は ipad では goodreader という pdf ビューアーを使っているのですが、それだとなかなかファイルの名前を最後まで見るのが大変、要するに途中で表示が切れちゃうんですわ。特に最後の通し番号だけ違うファイルを使うときとか大変。最初のほうに略号を書いて無理やり対応していますが・・・